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朝日新聞購読開始

海外在住ももうすぐ丸5年。
今までは現地になれるべく、自分を追い込んできたように思うけど、
公私ともに拠点が確保できた今
考え方や、生活習慣も、今後こちらで末永くやっていく上で
持続可能なものに切り替える時期がきたなと思い至った。

帰国する度、こちらでは味わえないほど
ほっとすることができるけれど、
今回の帰国で、日本における快適さは何において成立っているだろうと
見つめ直してみた。
結果、食、人、読み物、お風呂、自然(順不同)
かなあと思いました。
家族や付き合いの長い友人といるとほっとするけれど、それを違う場所に求めることはなかなか難しい。
でも、コミュニケーション手段を充実させることで(頻繁に電話するとか、メールとか、スカイプとか)、ある程度解決はされる。
日本食はこちらでの限られた食材で、たまに日本食材店から取り寄せたりして
できる限り作っている。

改善できる点として、日本語の読み物の充実、
しかもネットでなく、紙の上で(仕事でスクリーンを長く見るので、プライベートでも見るのはとても疲れるから)、ということで、
4月10日付けで朝日新聞海外版を購読開始した。
とりあえず、3か月購読してみて様子を見ようと思う。

値段は 3か月で、250£(約5万円)と日本の4倍くらいはし、
一日遅れで家のポストまで届く。仕事をしているのでよく分からないが、
午後に届いているよう。
値段は張るけれど、今までがんばってきた自分へのご褒美だし、
勉強、自己投資の意味でも絶対元は取れると思う。
というか元が取れるように、今後がんばっていこうと思える。

最近は日が長くなったので、朝の目覚めもよく、
朝日新聞のおかげで実に快適に毎日を過ごしています。

仕事も非常に順調です。
# by motokologic | 2008-04-18 00:12 | Daily life

講演予定 in Tokyo



幾人かのみなさんはご存知のとおり、私は現在一時帰国中です。

それに際しまして、来る3月28日(金)に東京にて講演をすることになりました。

主催は私も所属する、北欧建築デザイン協会(SADI)で、
詳細は下記です。

日時: 2008年3月28日(金) 午後6時30分~9時 

場所: 工学院大学新宿キャンパス 20階 第6会議室 
(東京都新宿区西新宿、JR新宿駅徒歩5分)

題目: 「ノルウェー建築の今と その自然への関係性」

会費: 正会員 賛助会員1000円、準会員(学生)無料、 
     非会員1500円、 非会員学生500円 
会費は講演後の懇親会費用を含みます。事前申し込み不要、当日直接会場にお越しください。


ノルウェーで就職して、まだ数ヶ月しか経っていませんが、私の学んだ学問や、また生活をも通して、題目にある「ノルウェー建築の今とその自然への関係性」を、私の目線で語らせていただければと思います。
当協会会員でない方も大歓迎なので、日付が迫ってはおりますが、
東京付近在住のかたはご出席ご検討くださいませ。

参考HP:北欧建築・デザイン協会

追記: 無事講演は終了いたしました。
当日は多くの方と知り合うことが出来、講演後も含めて大変楽しい時間を過ごしました。
私にとって大変貴重な経験となりました。
足を運んで下さったみなさまありがとうございました。

下記に当日の写真等載せていただきました。
http://www.sadi.jp/sadi_lecture-11.html

個人的には、今回のイベントを通して、
ノルウェーの建築や暮らしに多くの方が興味を持っておられることを
再認識いたしました。
ノルウェーを拠点にする私にとって、母国との交流は至極貴重で重要なものです。
これからも現地で日々やっていく上でのエネルギーをいただきました。
ありがとうございました。
# by motokologic | 2008-03-23 22:13 | Architecture

質問への答え

質問をいただいたので、以下に答えました。


質問

はじめまして。来月の4月から日本の修士に進学するものです。実は今、今年の夏にNTNUへの留学を希望しているのですが、学科あるいはコースを決めかねているところです。まさに、NTNUへの留学をなさっている方のブログをこのように見つけましたので、少し質問をさせていただければと思います。現在、都市計画・まちづくり・景観・ランドスケープデザインを研究しているのですが、いずれのコースに所属するか迷っております。最初は、Urban Ecological Planning に決めようかと思っていたのですが、このブログを見させていただくとGeograhyにも似たような研究をやっているように思えるので、聞きたいと思いました。あつかましお願いですが、もとこさんが通っていたUrban Ecological Planningの講義内容などについてもアドバイスをいただけたらと思います。

答え
こんにちは。逆に質問ですが、どのくらいの期間NTNUに留学をお考えですか?
これから日本の修士に通われるということは、日本の大学からの交換留学ですかね?

私は日本の大学等には属さず、NTNUに直接属してUrban Ecological Planningという名の修士のコースに2年間属しました。
このコース事体は基本発展途上国出身の学生対象のもので、発展途上国以外出身のものの枠は少なく、とるかどうかも教授次第だと思います。
海外にいく関係で開講は2年に一回で、次回は2009年夏だと思います。(私の知ってる限りの情報なので確かなことは、学部に確認してください。)

はじめのセメスターにUrban Ecological Planningのproject, theory, methodという授業がありました。yutaさんのおっしゃってるのはこの授業のことですかね?
この3授業は一体化してすすめられ(よって、ひとつだけとるとかは無理です)、
海外に1ヶ月半ほどフィールドワークに行ききました。私たちのときはインド&ネパールでしたが、2007年度の学生はウガンダでした。これは担当教授が変わったためです。次回どちらになるのか、果たして違う国なのか私は知りません。
この半セメスターはヨーロッパ等の交換留学生も多く参加していました。

第2セメスター以降は、いくつかの必修授業と選択授業でくみあわされ、修士論文のベースとなる授業もありました。選ぶ授業にもよりますが、おっしゃる通り、地理学系の授業や、社会学系の授業もありました。形態論やデザインといった授業はこのコースの選択肢にはほとんどないです。
私の個人的感想としては、けっこう理論が多かったということです。本読みやレポート等もけっこうあるので、英語力も多く問われます。
あと、主に発展途上国出身者を対象としているので、発展途上国独特の問題に焦点を当てることも多く、それがyutaさんの興味に合っているかはわかりません。
またノルウェーの事例は思ったほど学びません。私は自分の修士論文でノルウェーの事例を取り上げたので、学ぶ機会がありましたが、普通にしていればあまり学ばないはずです。
ノルウェーのことに特別興味があるのなら、他の授業でいいのがあるのではないかと思います。

交換留学で来られるなら、建築科の授業をとり、私のとった授業に比べてもっと手を動かす授業をとるというのも手かと思います。注意したいのは、教授の中には、留学生がクラスの中にいくらいても、ノルウェー語しか話さない人もいるそうなので、ここは事前に要チェックです。

一般的には私にきかれるより、学部のHP等で情報収集し、気になった教授に直接コンタクトを取ってみることをお勧めします。留学全般を引き受ける、国際関係部も力になってくれるはずです。
もし2セメスター以上留学されるつもりなら、第2セメスター以降の授業は、第1セメスターの終わり頃に選べば良いと思いますから、こちらに来てから選べると思いますよ。
(あくまで私の理解では。ご自分で確かめてくださいね)

ではがんばってください。
# by motokologic | 2008-03-05 10:40 | Architecture

明けましておめでとうございます。

2008年が皆様にとって実りの多い、充実した年になりますように。

こちらは今日(1月2日)が仕事はじめで、
お正月気分も特に無く、ふつーに一年がはじまりました。

ちなみにクリスマス休暇は12月24日から1月1日でした。
十分休みました。

仕事をしだして2ヶ月ですが、いろいろ学びいろいろ思いました。

特に思ったのは、建築設計士っていうのは本当に客商売なんだなっていうこと。
いくら時間をかけて練ったプランでも、クライアントがほしくないと言えばそれでおしまいなわけで。
我々のような小さな会社は設計中にお客さんからの電話を取ることも日常茶飯事なので、
常にいろんな方向にreadyでないといけないわけですね。
図面に集中していると、ついつい冷たい対応になってしまいそうなのですが、
(しかも私の場合、ノルウェー語があっぷあっぷなので、特に)
そんなことではあかんのです。
センス、技術力はもちろんのこと、人間力が大変問われる職業ですね。
簡単じゃないからこそ、一生かけてやっていこうと思える、
いい仕事だなと思います。

もちろん時間をかけて地道にこつこつやってきったことが、
クライアントに気に入ってもらえると
非常に報われますね。

私の勤める事務所は新人を荒波に放り込む方針らしく、
すでにいくつかの小さなプロジェクトに関わらせてもらっています。

男女平等が進んだノルウェーといえども、この業界はまだまだ男社会で、
特に、出入りの業者さんや、クライアントたちはおじさまが多いわけですが、
外人、若造、女という、ある意味三重苦の私が、
やる気だけでどこまでやれるかというのは我事ながら楽しみでもあります。

あと5cm背が高かったらもうすこし貫禄もでるのになーとかしょうもないことも思いつつ、
一歩一歩実力をつけていくしかないなと思ってます。

個々のプロジェクトについてはどれくらいブログでかけるもんかわかりませんが、
やっぱりヨーロッパらしく、修復が多いです。
こちらの普通の家は木造で、既存の建物の図面を起こしていると
いろいろと勉強になります。

あとはヒュッテ(山小屋)の設計とか。
これは新築です。

今年もいい年になりますように。
# by motokologic | 2008-01-03 02:16 | Daily life

ArchiCAD

最近は、意外にもいろいろとやることがあります。

まず、仕事で使うCADソフトのお勉強。
私が働く事務所やノルウェーの多くの建築設計事務所では
CADソフトにArchiCADを使用しています。
私が日本での学生時代にVectorWorksを多少使ってたのですが、
今回一からArchiCADの勉強してます。
事務所からソフトをもらって家のWindows Vistaでやってますが、
Windows Vistaがあほみたいにセキュリティーを3重4重にかけてくるから、
やりにくいったらありゃしねえ。
ま、文句はおいといて、ArchiCADは非常に使いやすいソフトのようです。
(現在までのところ)
というのもトレーニングガイドが充実してるから、
コースとかいかなくても、一人自宅で、
動画とPDFファイルを見ながら学べる。
たまにわかんないとことかあるけど、それは仕事始めてから先輩にきこう。

今日事務所の人が電話くれて、今後事務所でマックかウィンドウズどっち使う?
と聞かれたけど、やっぱりMacにすることにしました☆
新しいMacを私のために注文してくれるらしいわん。
スクリーン大きいといいな。そのほうが見やすい&使いやすいし。
たぶん目も疲れにくいし。(これ設計士として働いていく中での重要問題)

やっぱMacは非常にシンプルなマシン(?)なんだよね。
Windowsはちょっとおせっかいだと思いまする。
いらないものがいろいろ入ってるし。いろいろ聞いてくる(?)し。
私のようなシンプルな人間にはMacのようなシンプルな方がよござんす。
あとやっぱデザインね。

それからArchiCADは(Windowsでも問題なく使えるけど)基本Macを中心とした説明を展開してるから、なにかとそのほうが便利なのです。

とゆーことで、割といそがしい。
仕事前にもこつこつと勉強。
えらいなー私。
ま、これもすべて自分のため、自己愛です。
(なんのこっちゃ。)
# by motokologic | 2007-10-25 18:51 | Architecture