会社の銀行口座開設

さて、私先週無事帰国いたしました。
帰国に関するいきさつは生活ブログ(motokoloyの生活日誌)に詳しいので、左記リンクからどうぞ。

帰国する前日に、すべりこみセーフな形で、
会社の銀行口座を開設することができました。

個人事務所なので、(要するに現在の所、私が社長(代表?所長?なんていう肩書きがいいのでしょうか)かつただ一人の社員でもあるわけで)、会社で銀行口座を開かなくても、
個人の銀行口座を使っても、税務署等はどっちみち収入チェックしてくるので、
そこまで問題にならないかなと思ったのですが、一様例のBedin.noの無料相談電話に電話してきいてみると、
会社である以上、プライベートと会社の銀行口座は別々にすることをお勧めするとのこと。
まあそりゃそうでしょうな。
はじめの請求書の振込み先が個人口座になっていたからといって問題になることはないとはおもうが、
わかりやすくするために、なるべく早い段階で口座開設するようにとのことでした。

で、どこの銀行にしようかなと思って、
普段個人の方のメインバンクにしている、インターネット銀行であるSkandiabankenにしようかなと思い
(利率が比較的いいし、使い慣れてるので)ネットで口座開設のコーナーをみても
法人のコーナーなしだったので、電話してみると、個人の客のみにしかサービスを行っていないとの事。

同じくネットバンクであるBank Norwegian(格安航空会社が最近設立した銀行、さらにレートがいい)
のHPものぞいてみたが、同様な様子。

結局一番無難なDnB Bankにすることに。
ノルウェーでも一番老舗の銀行にあたるのかな、私はここの口座も2つ目に利用率高しである。
HPをみると、直接出向くのが一番手早そうだったので、いってみる。
その日はあいにく最悪の天気。雨&強い浜風。気温は10度くらいはあったけど、体感気温寒そう。
完全防備して出かけ、かつせっかく会社の口座を開くので、それなりのかっこを中にした。

街中の事務所にて、15分くらいで口座開設終了。
なんとなくうれしい気分で、その後新しくオープンしたカフェにて
昼ごはんを食べて帰った。

これで問題なく、お金をもらえますね。
もし設備投資等での出費があるときも、その口座のカードで支払えば単純明快、
会社の支出と収入の関係がはっきりわかるでしょう。
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# by motokologic | 2009-11-08 11:04 | Business

個人事務所設立!!

この度、J&K邸の基本設計の仕事に伴い、
ノルウェーにて個人事務所を設立しました。

正確に言うと、個人事業主として登録というのでしょうか。

登録された会社の情報

会社名: Sivilarkitekt MotokoYoshida(建築家 吉田素子)
Org.form(事業形態): Enkeltpersonforetak(個人事業主)
Org.nummer (組織番号):994670301
Virksomhet/ art/ bransje (業務形態): 建築事務所

です。
一番シンプルな形の会社にしたので、A4の紙2,3枚の記入で終了。
所定の場所(Brønnøysundというノルウェー北部の地方都市にある。ノルウェーにおける会社の登録業務は首都のオスロではなく、この一地方都市に集中させてある。これも首都に権力の集中を避ける、地方分権の一環だ。)に郵送してから、1週間くらいで認定された旨の書類が来ました。
割と簡単なんですね。。

これからどうやって、会社として銀行口座を開くのかとか、
探る必要性のあること多しだけれど、
大事な第一歩にを踏み出した気がいたします。
実感は特にありませんが、今日はお祝いかな?
お酒が飲めないのが惜しい!!

ノルウェーで何らかのビジネスを展開しようと思っておられる方は是非下記アドレスをチェックしてみてください。(ノルウェー語、英語双方あり)会社設立におけるほぼすべての情報載ってます。
www.bedin.no
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# by motokologic | 2009-11-01 02:58 | Business

生活日記ブログ始めました!

その名も

motokoloyの生活日誌
http://motokoloy.exblog.jp/

です。このブログよりも気軽に、日々の出来事を書き留めたり、
妊娠経過を書き留めたりしようと思います。
まめじゃないので、日誌といいつつ毎日更新は無理でしょう。

テーマは
妊娠経過(後に子育てネタへ推移)

ファッション

とか、主に女子ネタになることと思われます。

このブログはこれからも、建築ネタやまじめ路線でつづけようと思います。
どうぞよろしく。
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# by motokologic | 2009-10-31 00:36 | Daily life

Auto CAD LT 2010を学ぶ

R邸設計に伴い、ついでにAutoCADも学ぶことにしました。
今は自宅での業務で、いままで会社で使っていたArchiCADは手元にありません。
しかし、幸運にもAutoCADが手に入ったので、新しいCADSoftを習得することにしました。
住宅という比較的小規模な建物なので、製図と同時に新しいソフトを学んでも支障ないかと思っています。

今まで、学生時代にVectorWorks、事務所勤務時代にArchiCADを使ってきたので、
3つ目のソフトですが、結構各々機能や操作方法は違います。
やっぱり習得するまでに1ヶ月くらいはかかるかなと思うけど、日々少しずつ
参考書を見ながら、課題等をこなしています。

AutoCADは、建築業界でも世界的にみて一番使われているCADソフトだと思うので、
育休空けに就職活動するときにでも優位に働けばいいなあと思いつつやっています。

事務所やゼネコン勤務のみんなはどのCAD使ってるんだろう。
よかったらまた教えてください。
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# by motokologic | 2009-10-27 05:51 | Architecture

家に THE DOTS がやってきた!

今ノルウェーです。
先週末Bergenに車を3時間かっ飛ばして行き、
家のものを少し買いました。
引っ越して一年以上経つにも関わらず、玄関周りのインテリアがまだ終わってなかったので、
今回姿見の鏡を買い、下記のDots(コート掛け)を買い
玄関周りに彩りのようなものができました。

結構かわいいでしょ?これから子供のものとかものが多くなるとおもうので、
ちょっとしたとき何かを掛けれたら便利かな?
何も掛けてないときでも、ちょっと面白いかなと思って。

THE DOTS
Manufacturer Muuto http://muuto.com/
Design Tveit & Tornøe

"This characterful little family of hooks is a friendly addition to any wall.
The Dots are proud of their round edges and will treat your clothes with the greatest care.
They will also let you arrange them on your wall in the pattern you like.
Being a very social set of hooks, The Dots love to welcome other Dots to join them on the wall.
The only thing The Dots demand from you is that you uncover them every now and then and admire their shape and material."

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# by motokologic | 2009-10-14 17:15 | Scandinavian design

J&K邸 基本設計 その2 設計条件

今回は設計条件について記してみる。国が違うので、法律や表記法等日本のそれと異なるところが多くあるが、ざっというと以下のような土地だ。

敷地条件
敷地面積 640㎡
建ぺい率限度 35% (車庫を床面積に含む)
延べ床面積制限 350㎡ (日本でいうところの容積率限度から割り出す延べ面積の代わり)
高さ制限 7m
塀の高さ制限 0,8m 
用途地域 住宅
土地に最大5,5mの高低差あり(南東ほど高い位置にある)
北側に道路、東側・西側に同面積ほどの隣地、南側は市町村所有地に面する
(建物は道路側から1mセットバック義務あり)
土地南東部(最も高い位置)に自然の木々が残る

敷地の大きさ、建蔽率、高さ制限、塀の高さ制限などから、日本の一般的住宅地(低層住宅地域)よりもさらにゆったりとした住宅地を作るためにそれらが設定されているのはわかるだろう。
敷地の大きさから、隣家との距離は自然に大きくなり、設計するにあたっては恵まれた条件といえる。
東側・西側の隣家は建設済み、もしくは現在建設中で、隣家との距離や開口部との兼ね合い等が現時点でわかるので設計しやすい。
道路反対側にもいくつか土地があり、一つの土地を除いて現在建設中または建設終了済みだ。これも距離感の把握、開口部配慮の意味で有難い。

立地 
ノルウェー南西部 Rogaland郡 Karmoey市郊外
近くに(新しい)小学校あり(直線距離約30m、入り口の門までの動線距離約150m)
市町村率先開発型の新しい住宅地(2010年8月までに着工開始義務あり)
南西方向と北東方向によい眺めあり(この土地は小学校の土地より高部に位置し、小学校建物の上部に視野が広がる)

新しく、小学校を建設し、その周辺を住宅地として切り開いている。近い将来、大型道路が近くを通る予定があり、現在よりも利便性がよくなる予定。
小学校があることからも考えられるように、小さな子供を持つ世代が多く引っ越してくることと思われる。
この地域はフィヨルドが入り組んでおり、様々な方角に海が存在するのだが、この土地からは南西方向の約1km先に海が望める。

クライアント(施主、建築主)
JさんとKさん夫妻、子供2人(3歳半と半年)
仕事は夫:石油関係(会社員)、妻:マスコミ関係(会社員)の共働き 

クライアントの要望
200~250㎡の住宅
2~3階建て
土地の高低差を活かした計画
家族間でお互いの存在感が適度に感じられる家
一階が地下っぽい暗い雰囲気を避ける
モダンな外観


希望する部屋
車庫(車は2台所有)
玄関
居間
台所(居間と同じ部屋にはしない)
両親の寝室
子供部屋(2つ。子供の年齢差3歳半なので分けたい)
浴室2つを別の階に(一つシャワーのみ、一つ浴槽つき)
ゲストルーム(兼仕事部屋)
洗濯室
倉庫(車庫近く)
倉庫(庭近く)
冷凍庫を置けるスペース
収納
テラス 等 

である。
建築事務所(または建築家)に依頼がある住宅物件として、最もスタンダードといえる要望。
特別かわった部屋と要望等はない。
予算は、延べ面積に対し少し少なめなので、抑えられるところは抑えたいが
予想するにどこか一箇所(数箇所?)に独自性を出す意味でお金をかけてもいいと思っている。
最大の課題は、高低差を生かしたプランにすること。またそうした上で施工費を抑えることであると思う。

現在のところ、基本設計のみの契約で、確認申請時の図面や、施工図面は他の人が描くことになっている。それは2010年8月までに着工を開始しなければならないという時間的制約がある中で、私が出産を控えており、また時として現場から物理的な距離がある場所にいるという理由から、確認申請を最も適切な時期に行えなさそうだということもある。私の課題としては、この基本設計の段階でいかに、プランを詰め、今後ほぼ一切変更のない形で、確認申請・実施図面、施工と進んでもらい、私の意図した建築に仕上げるかという点である。そして今後もできる最大限の範囲で、図面をみせてもらい、意見を言わしてもらえ、施工が始まれば現場に見に行き、という作業をしていきたい。それにはやはりコミュニケーションが至極大切だろう。
ちなみにノルウェーでは驚くべきことに建築士に現場監督義務というのは発生しない。それは施工会社の仕事である。理論的には建築士は図面を描き終われば、仕事完了だ。よって、印象として、ノルウェーの建築士は日本のそれと比べて驚くほど現場に行かないのだが、それは由々しき事態だと個人的には思っている。(そりゃあもちろんたまには行くが。)やはり図面は図面として、意図するところを最大限わかってもらえるよう、わかりやすい図面を描くことは必須だが、それでもやはり建築士が現場に行って、管理・監督・指示しなければ本来意図した建築物になるわけがないと思う。そこは肝に銘じて、基本設計を引き受けた限り、最後まで見届けたい。(もちろん建築は建て終わった時点で最後とはいえないのだが。。。)

現時点で、敷地図や土地の写真、また私の練っているプランを載せることは差し控えたいが、このプロジェクトが順調に進み、クライアントの承諾が得られれば、できる範囲で公開していきたいと思う。
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# by motokologic | 2009-10-02 14:28 | Architecture

J&K邸 基本設計 その1 いきさつ

今回ひょんなことからノルウェーにおいて、知人の家の基本設計を担当することとなり、
日々励んでいる。
今回は、そのいきさつを紹介させていただければと思う。

クライアント(建築主、施主)のJさんは、以前私の夫の会社と付き合いのあるコンサルタント会社に勤務しており、その関係で夫のサッカー友達として共にプレーをする仲であった。
Rさんが、その後ノルウェーでも一番大きい企業に転職した後も、引き続きサッカー友達として付き合いがあるようである。
私も、どこかのパーティー(いわゆる飲み会)か何かでお会いし、気さくに話をし、よい印象を持っていたが、特に深い付き合いがあるわけではなかった。

ノルウェーでは不動産を購入したり、家を建てたりするのが、平均して、日本人がそうするのより、幾分か若い年齢の段階で行われるように思う。
日本人は平均して、何度家を買うのだろう。たいていの投資目的でない人達は1,2回だろうか。ノルウェーでは日本人よりも割りと軽いのりで不動産を購入することが多い。
かくいう私たちも一昨年マンションを購入したが、私の夫にとっては二回目のマンション購入となるのだった。(1回目は学生時代に家族とともに購入。すでに売却済み。)
やはり、恵まれた労働条件と、政府の税制政策によるものだろうか。(ローンを持っていると、かなり大きく免税税度がある。)また中古物件が市場価値をもっているという点は大きな理由としてあるのではないだろうか。

Jさん夫妻も例にもれず、私たちと同世代だが子供がすでに2人いることもあってだろうか、
土地を購入し、生涯の棲家を建てる決心をしたようである。
Jさんは地方自治体から、新しい住宅開発地域において破格といえる値で土地を購入し、あとは家の設計を誰に頼むかを決定するのみとなった。
Jさんはこの地域の出身であり、どちらかというと村社会であるこの地域の情報に関しては、
抜かりなく手に入るようであった。

Jさんの情報収集の一環として、私にも声がかかり、建築家としての興味で土地を見に行き、一般的な意見等を述べていた。(土地の条件等については、後日詳しく述べるが、高低差があるその土地で、おもしろい計画ができるかもしれない等)
当時、勤め人であった私は、上司に自分の知り合いで家の設計を私に頼むことを検討している人がいるが、それを個人で受け持ってよいものか、それとも事務所で受け持つべきか相談した。
上司の意見は、家の設計はなかなか一筋縄でいくものではないし、私の経験不足もあるので、友人との信頼関係を壊さないためにも、事務所がサポートするというきちんとした形で引き受け、事務所を通じて仕事をすることを進められた。親しい親族や、本当に親しい友人等ならば、事務所で仕事をしながら、空き時間に個人で設計することも悪くないと思うとのことであった。
よって私はその旨をRさんにお話し、事務所として仕事を受け持つ場合の契約条件等を提示し、熟考される旨伝えた。
それは今から一年近く前の話で、正直私はそのことをほとんど忘れた形で、
この度事務所を退社するに至った。(タイミング的には妊娠とかなりドンピシャな退社なのだが、妊娠が発覚する前に自分自身で決めていたことであり、私の時間の使い方等、個人的理由による退社であった。上司には、また戻ってきたかったら声を掛けてねと言ってもらっての円満退社であった。)


この1年間、Rさんはいろいろな方とコンタクトを取って、お話をしてきたらしい。
ノルウェーには日本のハウスメーカーとまったく同じ性格の企業はないのだが、似たような形で数十種類の家のプロトタイプを持ち、それを組み合わせるような形で家を作る企業はある。
Jさんもそういう企業とコンタクトを取ったが、出されたプランは高低差のある土地をフラットに整備し(ちなみに、ノルウェーの住宅地では日本のそれと違い基本的に区画整備されない。それがゆえに、元来の土地の起伏がそのまま保たれ、場合にいよっては、自然の地形そのものにいくつかの家が点在しているというランドスケープ的に優れた結果を出すことも可能なのだと思う。)その上に彼らのもつプロトタイプのうちの一つがポンとおかれるといったものだったらしい。
そうなってしまうと、オリジナル性は皆無で、個々の土地に対する答や個々のクライアントの暮らし方に対する考え方への答を一般解で出されてしまうということだ。ことほどつまらないものはない。Rさんもそう思われたようだ。

土地、クライアントに各々の独自解を与えるのが、我々建築家の仕事で、それこそ建築家の出番である。

ハウゲスンには建築事務所が4つほどあり、また私の勤めていた事務所を辞めて、独立開業している人が少なくとも2人いる。Rさんはそのうちの一人の方とも話されたようだ。彼(建築家)は予算的に高めの家を設計したいようで、Jさんにとっては少し高すぎると、また予算を抑えるということに対して、柔軟性に少し欠けるとの思いであったようだ。

このようないきさつを経て、Jさんは私の事務所で私担当で設計を依頼する旨決意してくれたらしい。
この夏、私は割と長いこと日本にいて、夫も初めの3週間はともに来日し、その後ノルウェーに帰っていった。
ある日、毎日の夫との国際電話の中で、Jさんから夫に電話が来、Jさんが私の働いていた事務所に電話したのだが、そこで私が退社したと聞いたということであった。そしてJさんは、夫に私が個人で家の設計をすることに興味があるかと尋ねたという。

建築家としては、答えは当然YESである。もちろん、資格的な問題、経験の問題、また私の出産を控えた体の問題、今後出産を伴い日本に比較的長くいるという物理的問題等、様々な問題は容易に思いつくものの、好奇心と仕事への野心という意味では、これは非常に魅力的なチャンスにうつる。
夫があらかじめ、私が妊娠している旨、またそれに伴い私が今後割と長期間日本滞在予定の旨等は伝えた上での依頼であったのだが、より細かい事項を詰めるため、私とJさんのe-mailによってのやりとりが始まった。
夫にあらかじめ、基本的な私の料金の希望は伝えてもらってはいた。が決めることは他にもいろいろとあり、この際に大変参考になった書籍がある。

最高の建築士事務所をつくる方法 湯山重行 
設計者のための独立開業・運営ガイド
株式会社エクスナレッジ 

である。
建築を志した時から、きっと多くの若者にとって独立開業は夢であると思う。
私も例にもれず、それを常に人生の目標として設定してきた。今現在は自分の経験不足がわかっているので、今すぐに考えているわけではないが、将来の目標として定め、常にそれに向かって歩き、行動しているつもりだ。ということで、今回の帰国時にたまたま書店でこの書籍を目にした私は、手にとってみて、内容のとても具体的な点に引かれ購入した。それが今回役に立ったわけである。

その中の一節でクライアントとのコミュニケーションが建築家(設計事務所運営者)の仕事内容の3割ほどにあたるというフレーズがあった。
確かにそうだろうと思う。特に住宅設計の場合、クライアントにとって、人生で一番大きな買い物になることも多い。そして、家を建てるという経験は初めての経験であることが多い。
よって、不安なこと、確かめたいこと多々あると思う。そのひとつひとつの疑問に我々は確実に応えていく、真摯な態度が重要だろう。
ノルウェー語でのコミュニケーションは私にとっては未だ、時間のかかり、エネルギーのいるものだが、経験の少ない、若い私に、一生の家というものをかけてくれたクライアントの心意気に感謝し、それに応えられる仕事をしようと日々励むのみである。


今物件を通して、今までの段階で学んだことは、常に前向きに、そして自分のできることとできないことをはっきり伝えるということである。経験が少ない等は事実あるわけで、わからないことも多い。しかし、それをわかったふりはせず、クライアントと共に、手探りでひとつひとつ解明していく。それによって共に学び、共によりよいものづくりに一歩前進しているのだと思う。
自分の今の実力はまだまだだ。しかし、それを卑下することはないし、必要以上に恐れることもない。私にはポテンシャルがあり、それをこの機会で伸ばすと考える。正直お金にはあまりならないのだが、経験はなにものにも変えがたし。
クライアントとともに作り上げるというスタンスのもと、ベストを尽くしたいと思う。
そしてなにより楽しむことである。設計というのは本当に楽しい行為であるからだ。クライアントの将来の生活を思い浮かべ、そこに笑顔があること。様々な経験をこの家を通してしていくんだなということ。
その一端となれることに、至福の喜びを感じる。


私の尊敬し、大好きな建築家の一人である内藤廣が著作「建築的思考のゆくえ」の中でいわく、
建築家の仕事は空間をつくることではなく、その空間ではぐくまれる(営まれる)時間をつくることだ
という趣旨のことを言っておられた。とても深い言葉だ。その建築の、20年後30年後、果ては持ち主が変わった後も含めた、時間を作ること。難題だが、挑戦しがいのある、課題である。

ちなみに、今回の基本設計に関して、私をノルウェーにおいて個人事業主という形で登録するかどうかは未定だ。
というのも、動く金額が微量であり、人々から税金を徴収することに非常に熱心なノルウェー政府は個人で仕事を受け持つ場合、事業として登録しなければならない収入の限度というのがあるのだが、それに引っかかるかどうか微妙だからだ。いずれにしても、今後を見据え正しい形でやっていくつもりではある。
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# by motokologic | 2009-09-30 09:41 | Architecture

妊娠 6ヶ月!

お久しぶりです!

更新があまりにされないので、大丈夫なのか?という声を聞いたりいたしますが、
大丈夫です!忙しさと怠けの為に更新が滞っておりました。


さてさて、私事の報告ですが、
現在妊娠しており、明日から6ヶ月に突入いたします。
新しい一つの生命が、自分の体内に宿っているのは本当に不思議なもので、
初めての感覚にとまどうこともありますが、
穏やかな日々がうれしく、来年の2月はじめの出産予定日のころに
子供に会えるのを本当に楽しみにしています。

人生においても、新たな一歩を踏む出すのだな~
と感慨深く、人の親になることにもちろん不安な点もあるのですが、
それよりも期待がまさり、いや、ほんと楽しみです!
このような感情に浸れることは本当に幸せです!!

妊娠経過は極めて順調で、初産なこと以外はリスクも特にない出産になりそうです。
日々母子の健康を考え、食べるものに注意し、適度な運動をし
ゆっくりすごしています。
妊娠してなかった頃も、これくらい自分の健康に気をつかったらよかったのにな
と思ったりしますが、まあこれも母性愛の芽生えもしくは責任感の芽生えとでもいうのでしょうか。
(うぬぼれ。。)
よい傾向でございます。

ちなみに、出産は日本ですることに決めました。
ノルウェーは妊娠出産関係の費用が無料なのはいいのですが、
健診も最低限で超音波を見られるのはわずか2回。
出産場所も選択肢なく、総合病院になります。(助産婦を介した自宅出産という選択肢はあるようですが。)
母を幼い頃に病院で亡くしたせいか、未だに総合病院に足を踏み入れるのが嫌いで、
行くだけで病気になりそうな気がする(かなり精神的なもの)というのも
日本での出産を決めた理由の一つかもしれません。

日本での健診は、過保護、商売ベースという声もあるけれど、
なによりも、どういった施設でどのように産むかの選択肢があり、
本人の経済的状況と照らし合わせて、選択できる点は素晴らしいですね。
(日本も現在少子化政策に伴って、補助制度が整っており、おもったより費用はかからないようです。)

まわりに頼れる人がいないハウゲスンでの出産より、
親元で、家事の負担等が少なく、産むことが出来
出産経験あるなし含めて多くの友人がいて
気軽に相談できる人の多い環境の大阪で
安心してできる出産を選びました。

夫も来年数ヶ月、日本語のコースに通ったりして有意義にすごしながら日本に滞在し、
出産も立ち会ってもらう予定です。
それもこれも、(また後日言及しようと思いますが、)ノルウェーの育児休暇制度を利用できるがゆえの事です。

子供ができると、子供ネタ等書きとめておきたいようにも思うし、
気軽な育児ブログを新たに作ろうかなと思う反面、
仕事もプライベートも含めてここに書いていくのもいいなと思ったりしております。
いずれにしても見守ってくださるとうれしいです。
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# by motokologic | 2009-09-19 13:48 | Daily life

あけましておめでとうございます。

去年はブログ上に記事5本という寂しさでしたが、
今年はもう少し活動的になれればと思います。

思えば昨年は、公私ともに忙しい年で、そのためストレスも多く、
体調を崩したりなんかしておりました。

しかし、その経験をも自分の環境を整える上で必要であったと思っております。
体調管理と仕事の仕方(力の入れよう等)を学び、コントロールできるようになることは
今後の人生に非常に重要ですね。

今年は年齢的にも20代をおさめ、30代に突入する年です。
知人の方が教えてくれた言葉に、孔子の言葉をまとめた論語に記されている

「三十(30才)にして立つ」

があります。
正確には下記の詩の一部です。

「われ十五(15才)にして学(学問)に志(こころざ)し」
「三十(30才)にして立つ」(学問で自立できるようになった)
「四十(40才)にして惑(まよ)わず」(いろいろな迷いがなくなった)
「五十(50才)にして天命を知る」(天が自分に与えた使命を知った)
「六十(60才)にして耳順(したが)う」(どんな人の話も聞けるようになった)
「七十(70才)にして心の欲するところに従(したが)っても矩(のり)をこえず」(心の思うままに行動しても人としての道をふみはずすことがない)

30というのは今まで若者であったものにとっては大きな数字で、
30ってもっと仕事のできるもんだと、人間的にもっと大人だと思っていた等々
いろいろあるのですが、孔子の言ったとおり、
30にして立てていたらいいのだと理解し日々精進に励みたいと思います。

整えられた環境の中で、そのフレームの中で、毎日を楽しみながらこなす年になりそうです。

今年もご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。

今年のモットー:
挑戦し続ける限り、すべての失敗は成功のもとになる
(年末年始の帰国中、新聞広告で見た言葉。リソース、確認中)
つまり、失敗を恥じず、継続あるのみ。


2009年1月11日 吉田素子
(ちなみに去年結婚したのですが、国際結婚という性格もあり、
私の場合姓を変えていません。ご理解のほどよろしくお願いします。)
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# by motokologic | 2009-01-11 21:53 | Daily life

良品計画 環境ページレポート

みなさまお久しぶりです。
更新は滞っていますが、仕事&プライベートは順調な毎日を送っています。

さて、以前から担当している、
無印良品のHPの環境ページへのレポートが掲載されました。
今回はオーガニック食品についてで、8月15日はフェアトレードについての
記事が掲載されます。

我ながら、興味深いと思うので、是非読んでください!

http://ryohin-keikaku.jp/csr/080801.html
http://ryohin-keikaku.jp/csr/080815.html
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# by motokologic | 2008-08-02 19:00 | About Norway