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修士号を得て、失ったもの。


それはずばり、視力です。

今まで私は両目とも1,5、調子のいい時は2,0という
眼鏡にもコンタクトにもお世話にならなくてよい、眼を保持してきましたが、
齢27にしてついに、人生初、視力が悪くなるという経験をいたしました。

なんかプレゼンとかのスクリーンがぼけている感じがするな〜
とうすうすはだいぶ前から思っていました。
慢性的にパソコンの見過ぎによって眼が痛い、
しかも勉強を終える最後の何か月か
眼の下の筋肉がぴくぴくして、物理的にけっこう大変でした。

勉強のし過ぎといったらかっこいいけど、
プライベートでもメールしたり、Uチューブで日本のテレビみたりしている
訳で。
ほんと、パソコンが日常生活に不可欠な以上、それとのつきあい方も
考えていかなあかんな〜と思う今日この頃ですわ。

で、ホウゲスンに越してきて、
眼鏡屋に視力測りに行きました。(こっちでは眼科でなく、眼鏡屋に視力はかる専門の人がいるようです)
したら、日本でいうところの0,6と0,8まで落ちてました。。(しくしく)
近くは見えるけど、遠くが見えてないそうです。

眼鏡に対してのアドバイスを求めたところ、
「あなたは鼻が低いから〜」と留め具がついてる眼鏡を薦められました。
そりゃ言ってることは理にかなってるし、西洋人に比べちゃあ私の鼻は低いけど、
自覚してるけど、そんなにはっきり直に言われたら傷つく、と思ったのでした。

ちなみにいろいろな眼鏡を試した結果、これええやんと思った眼鏡はmyumyuのもので、
フレームは2000クローネ(約4万円)
レンズは1400クローネ(約3万円)するとのことでした。
計7万円。
高すぎて手が出ません。しばらく眼鏡なしで過ごすことにします。
日本で買うという手もあるかもしれないけれど、保証とかのことを考えるとこっちで買った方がいいのかなあと考えているところです。

ちなみに、こっちでの視力検査は日本のCみたいなんの
開いてる方向を言うのとは違って、
アルファベットを読むというものです。
初めどう違うのかドキドキでしたが、事なきを得ました。
ちなみに私の視力はこちらでは、-1,0と-1,25と表示されます。
国が変わればいろんなシステムが異なるもんですなあ。
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by motokologic | 2007-06-29 01:11 | Daily life

memo(Tibet-Norway)

http://www.hf.uio.no/tibetnorway/annualreport/annual_report_2006.pdf
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by motokologic | 2007-06-14 23:06 | Landscape/ Urban pla

発表を終え、トロンハイムを去る3



パーティーも終わりに差し掛かり、参加者が帰りはじめ、
我ら修士学生のみになった夜中2時半ころ
我が彼氏が、ホウゲスンから車を13時間運転し、
トロンハイムに到着。久しぶりに私のクラスメイトと再会し、
しばし談笑。

というのもノルウェーでは、引っ越しも引っ越し業者に頼まず、
自分達でやることが一般的だからです。
今回も彼が会社所有の軽トラを借り、13時間掛けてやってきてくれて(土曜日)、
日曜日荷物を詰め込み、その夜に、彼の両親所有のヒュッテ(山小屋、トロンハイムから南へ2時間半)へ下り、一泊。
月曜日(彼はこの日オフを取った)に10時間かけて、ホウゲスンまで下るという
スケジュールでした。
私は以前からちょこちょこ荷造りをしていたので、彼が来た頃には全て運び出せる状態だったのです。
つ〜ことで、10時間ドライブはさすがに乗ってるだけの私もつかれましたが、
途中美しい自然を見、
stave church等を見たりして、ちょっと観光しつつ、
なんとか無事おわりました〜。

トロンハイムでできた知り合いとお別れし、また新たな地でがんばっていくのは
少し勇気のいることですが、私自身勇気はそれなりにあると自覚しているし、
彼と共に住めて、人生を確立していくことは非常な安らぎであり、
モチベーションでもあります。
ってことで、みなさん遊びにきてくださいね〜。

写真は旅路にて、
上:展望台から山を望む(展望台はなんらかのデザインプロジェクトにより設計されたものと思いまする)
下:Stave Churchと私
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by motokologic | 2007-06-13 23:15 | About Norway

発表を終え、トロンハイムを去る2

てなことで無事発表を終え、土曜日夜に関係者を呼び、
Thank You Partyを行いました。
そろそろバカンスシーズンに入ってきている事、
発表の準備等で忙しく、みなに伝えるのが遅れたことなどにより、
参加者は少なめでしたが、逆に親密な会が持てたかなと思います。
(なぜかparty committee(幹事)に選ばれて、遂行した私としてはそう思います。)

それぞれが国の料理をつくり持ちよりました。
私は巻寿司とみそ汁。
ともに好評でした。
日本のだしの味は普遍的で世界的にも好評であると再確認。
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お腹がいっぱいになったところで、
各国の歌を披露したり、私はみんなに折り鶴を教えたりして、
盛り上がったところで、
ダンシングタイム。
今回3人のアフリカ人クラスメートの指導により
ウガンディアンダンス:リズム感
ガニアン:腰の動き
エチオピアン:下半身は動かさず、肩を動かす
のがポイントだという各種ダンスをマスターしたこと(?)をここに報告しておきたいと
思います。(なんのこっちゃ。)

あ〜たのしかったです。
この2年間、いろいろな国のいろいろな人と共に学び
私たちは非常にいい友人であったと再確認しました。
嫌な人なんて一人もいなかったし、本当に楽しかった。
何人かのクラスメートとは次に会う予定が決まっているけれど(主にアジア人)、
私以外の6人はみんな国に帰るので、
きっと一生会えない人もいるのかと思うと涙がとまりません。
いつかアフリカに行って、各国で活躍するみんなの姿が見たいです。
この2年間は私の人生にとって特別な2年間であって、
ともに学んだ事を一生忘れる事はないでしょう。
非常に彩り深く、得たものの多い2年間でした。

写真は(最近写真が表示されない不具合が多く発生中のようです。)
上(私と教授の奥さん)
中(各自作った料理を説明する)
下(みんなでウガンディアンダンス)
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by motokologic | 2007-06-13 22:43 | Daily life

発表を終え、トロンハイムを去る1


さる木曜日に無事修士論文の発表を終え、早速
この週末にトロンハイムを去り、ホウゲスンに引っ越してきました。
今回はその様子を書こうと思います。

木曜日の私の発表はわりといい感じの午後一番、1時に設定されていた。
9時前から始まった同僚の発表を見る。詰め込みすぎて、早口でわかりにくく
なってしまっている発表もあった。中には非常に厳しい批評をするエバリュエーターもいる。
昼休みをはさみ、午後一番私の発表。
与えられた時間は45分であるが、それは、批評も含めての時間であって、
私の発表は20分ほどだ。
用意したPowerPointのスライドは23枚。いくつかのスライドは写真と
少しの単語だけなので、時間的には大丈夫なはずだ。
発表が始まると私は意外おちついており、淡々と進んだ。
一番前の列に陣取るエクスーターナルエバリュエーターに畳み掛けるつもりで話す。

無事終え、ついにエバリュエーターのコメント。
以前の記事に書いた用に、彼はかなりの大物であり、発表前の教授からの紹介でも、
「彼以上にすばらしいエクスターナルエバリューエーターは得ることはできないよ、素子」
と言われたのであるが、確かにそうだと思う。
そして大物はやはり大物であり、人間の出来かたが違うなと思った。
基本めちゃくちゃポジティブである。
「あなたは素晴らしい仕事をしたと思う」と始まる。
コメントから彼が私の論文の一字一句を読んでくれているのがわかったし、
指摘は的確であり、基本的に私と同意見だ。
(私が自信がなかったパートはやはりあまりよくなく、ここ面白いんちゃうん、というパートは評価が高い。)
英語に関しては、
「たまに何が言いたいのかわからないところがあったが、
あなたが全くコンセプトの違う母国語をもち、大学教育もその母国語で受けてきているのは知っているのでこの際何も言うまい」と言ってもらった。
(発展途上国の多くの国では、大学教育は英語(時にフランス語、又は主にその国の宗主国もしくは経済的に支援している/た国の言葉))で行われることが多いので、私のクラス7人のうち、英語以外の言語で大学教育を受けたのは、日本人の私とチベット人の中国語のみであった)
そしてまた、「あなたがこんなに長い文章を英語で書いたのもきっと人生で初めての経験なのでしょう。そう考えるとあなたは非常よくやった」と。
彼の言う通り、今まで英語でA4100枚の文章を書いた事も無く、英語の力不足はこの論文を書いている間、常に感じてきた事だ。

論文の構成に関しては基本的によく、しかしサマリーの部分を途中で小出しにしてしまった分、
最後の章が尻つぼみになってしまっている。
アイダーダックの小屋に関しては非常に愛情が感じられ、ポジティブなエナジーを感じる。
今後誰かが同様の調査をした場合には、私の仕事は確実に引用されるだろう。
等。

ということで、前向きで細かいことはごちゃごちゃいわないという彼の
大物振り、人間性の素晴らしさのおかげで、
発表はかなりいい感じに、わたしとしても大変に気持ち良く終わる事ができた。

評価は他の生徒の評価との兼ね合い等もあるので、まだ手元には来ていないが、
ひとまずめでたしめでたしである。

写真はその夜彼氏のお母さんにもらった、修了おめでとうの花束(正確には花鉢か?)
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by motokologic | 2007-06-13 22:01 | Landscape/ Urban pla

質問への答え:追記

下記にも書いているように、私は母校の同窓会ウェブに連載していますが、
(現在休止中ですが、近いうちに再開します)
そこに、私の先輩で(みな同じ高校出身なので当然なのですが)
アフリカのジンバブエの政府農業省に、日本の農林水産省より
政策アドバイザーとして派遣されていて、緑化に携わっておられる方が
連載されていますよ。
専門分野は、農業水利や農業農村整備で、
ジンバブエでは農業開発の政策立案、計画手法の指導助言されているそうです。

是非御覧になってください。

六稜ウェブ
http://www.rikuryo.or.jp/ から、
六稜ワールドアイ
「アフリカの大地を緑に」
です。
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by motokologic | 2007-06-01 22:16 | Landscape/ Urban pla

質問への答え




質問:
造園はアメリカが進んでいる、というコメント読みメールを書かせていただきました。私は西アフリカのブルキナファソという国で環境保全活動を行っているNGOで働いています。砂漠化の進む土地で植林を行っています。こちらで生活をして3年がたち思うことは、この国の開発スピードに都市緑化や造園の技術が及んでいないということです。日本ではアフリカは貧しいと思わがちですが、首都の開発スピードは著しく、道路・住宅の建設ラッシュに伴い都市内の緑化が需要が高まっています。そういう状況をみ、いずれアフリカを舞台に苗木生産や造園業を営めないかと考えるようになりました。生活環境の緑化が環境保全の第一歩だと考えるからです。ただ私は造園に関する専門知識がなく、今から学ぶ必要があります。日本人として日本庭園の技術を学びたいとも思うのですが、アフリカを舞台するのであれば大衆に受け入れられる知識や技術を身につけたいと考え、調べているうちにこのサイトを見つけました。多くの国で通用する技術や知識を身につけるには、どの国でどの分野を学ぶことが一番効果的でしょうか?非常にあいまいな質問で大変恐縮ですが、もしよろしければお知恵をいただけますと幸いです。(テンポコさんより)


答え:
コメントありがとうございます。
非常にむずかしい問題ですね。私のクラスメートにもアフリカ人がエチオピア、ウガンダ、ガーナからと3名いて、彼等の研究分野からもアフリカの貧しさゆえのざまざまな問題、また急速な発展のもとで、緑化まで気持ちがまわっていないというものを感じています。(私達の専門は都市計画なので、緑化計画よりはスラム問題等に取り組むというのは、自然なようにも思いますが)
私がアメリカが造園で優れているといったのは、どちらかというと、デザインの視点でです。
ランドスケープデザインとかランドスケープアーキテクチャーとかそういったものでは、アメリカは歴史のなさから新しいものを受け入れつくる土台があるということですね。
わたしも個人的には日本庭園に興味がありますが、それは普遍的に他の国にも応用できるというよりは、どちらかというと、個人的興味といいますか、私のアイデンティティーの為というか、海外で設計していく人間として、自分のデザインの糧にしたいという思いからですね。
それと将来日本独自のランドスケープデザインとか都市緑化を計画していく場合には、日本庭園は多くの知恵を与えてくれるのだと思っています。
日本庭園はやはり歴史上、みなの生活環境改善のためのツールというよりは、一部のお金持ちのための家の発展上に自然を感じるものとしての庭という側面が強いのではないかと思います。もちろんそこから、発展途上国の緑化計画に行かせるヒント的なものはあるかとおもうのですが、構築された学問としては、その視点ははいっていないと思います。
日本で造園や緑化を学ぶにはたぶん農学部よりのところになるとおもいますけど、日本の場合は建築も造園も日本独自の伝統的なものは大学では学べない仕組みになってますから、(学ぶのは西洋から受け入れたもので、日本の伝統的なものを実践的にまなびたかったら師匠につくとかそういうのが一番だと思います)、むしろ大学では他の国にも応用できる普遍的なものを学ぶのではないかと思います。
もちろんテンポコさんのいままでの専門や興味にもよりますし、どこの国のどの大学学部が一番いいかとはなんとも言えないのですが、
もしかしたら、発展途上国支援も視野に入れた上でそういった緑地造園の専門分野を
教えているところがあれば理想的なのかもしれませんね。
ちなみにノルウェーでは発展途上国支援(Developing Studyといいます)を学ぶ課程はNTNU(私が属している ノルウェー理工科大)や オスロ大学にもありますが、
特別造園とか緑地計画に踏み込んでいるコースはないように思います。
ヨーロッパの国、オランダあたりは発展途上国支援に熱心なイメージがありますし、
イギリスも造園の歴史では深いですし、カナダやノルウェーは国の独自路線を自然に起因しているところがありますし(しかしもともと緑がおおい国なので、植林の捉え方、スキルはどうなんでしょうね)、いろいろ調べられて最善の道を選ばれる事を祈っております。
少しでも参考になりましたでしょうか。
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by motokologic | 2007-06-01 21:22 | Landscape/ Urban pla