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北ノルウェーの女性作家によるアクセサリーに本当のクリエイティビティをみる



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数日前、この国での芸術性の疑問のようなものも書きましたが、
今回は本当のCreativityと出会いました。

最近買ったジュエリーに、です。
基本的に、私自身はたぶんジュエリーや宝石に対して、
同じくらいの年の女性の平均より興味は低く
特にまた流行を追うタイプでもないのですが、
一点ものの作家もので、洗練されたものには非常に興味をもっていて、
常々そういうものにアンテナをはっているつもりです。
特に旅行先では。

この間、トロンハイムからボートで3時間20分かけてKristiansundという街に
いってきたのですが(その理由や旅行中おもったことはまた時間があれば別記します)、
時間つぶしにふらっと入ったアクセサリー屋(ショッピングセンター内、現代風)にて、
すごくいい作品に出会い、即購入となりました。
値は結構張りましたが、一生物になる感覚的保証があったのです。
その作品からやりすたりに振り回されない、
制作者の思い(エネルギー)みたいなものが伝わってきました。

素材はシルバーで軽く、
一つ一つ微妙に違う色をもつ石が、
(はじめて真剣に宝石とかジュエリーの石について考えたけれど)
ひとつひとつ手作業で違う形(○だったり□だったり△だったり)と
違う大きさにされたシルバーのわっかに通されて。
そのわっかたちが連なったネックレスです。
たくさんのわっかがおなかのほうまでくる長さあるのですが、
そのまま一重でも使用できるし、
二重に巻いてもさらに立体的広がりがでて、めちゃいいのです。
その二重に巻いた時も、小さいわっかが内側にきたり外側にきたり、
またそれを各所でペンダントトップで固定したりで、
時々によって偶然につくりだす形というのが
なんとも魅力的で、使う度に形が違うというのに惹かれました。
身に付ける人にクリエイティビティの最後の部分を残したあたりが、
心にくい!ほんでその作業が単純に楽しい!

店頭での店員さんのお話や彼女のブランドのHPでも、
また作品からも明らかに
この作家がノルウェーの自然からスピリットを得ているのだと感じられます。
それだけに表情豊かなのでしょうか。
製作者でブランドの名前にもなっている
Bjorgさん(3文字目は正確にはoに斜め棒のアルファベット)は
なるほど北ノルウェー出身の方で、インドに2年住んだ時にインスピレーションをへて
その後ファッションデザイナーからジュエリーデザイナーに転向したらしいです。
今ではこのアクセサリーブランドはアメリカにも進出し、
おしゃれに鋭い(めざとい?)アメリカ人等に指示されて人気はうなぎのぼりらしいが、
(アメリアはやはり美しいものに敏感でそれにお金を惜しまない層というのが存在しますからね〜)
彼女は相変わらずマイペースでやってるそうです。
いいっすね、そういうの。

けっこう個性的なので、出かける時はもちろんですが、
華美すぎもしないので、
ただ家にいるときに使うのもいいかもしれないと思いました。
とっても軽いのです。


写真は購入した銀+さまざまな天然石のネックレスとその使用例
2枚目の彼方の指輪に関しては、ここを参照(ベルゲンで購入。こちらも作家ものですが、作家名は失念いたしました。また資料等出てきた時に追記します)
by motokologic | 2007-03-05 06:03 | Scandinavian design
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