職業観 


みなさんこんにちは。
今日は最近考えていることについて書いてみたいと思います。
(注:長いです。まとまってないです。多少言葉に刺があります。)


突然ですけど、職業はみなさんにとってどういう位置づけですか。もちろんお金を稼ぐ、ご飯をたべていくためのものなのは当然ですけど、やっぱりそういう現実的な側面を超えて、仕事とは

自己実現と社会貢献 の手段でなのではないかと私は思っています。

学生のあまちゃんがなにゆっとんのと思わずにまあ聞いて下さい。私も来年に就職活動をひかえて、いろいろ考えてみたりしているのです。
上記の「自己実現と社会貢献」という言葉は何も私が考え付いた言葉でもなんでもなく、以前読んだ「理系人間のための人生戦略・坪田一男著」の中で語られていた著者の職業観で、深く納得したため、私もそれ以来そうなのではないかと思っているのです。

自己実現と社会貢献とは具体的に、建築家の仕事となると、
自己実現:自分のデザインした建築物が現実にでき、社会的評価を受ける(程度の差はあれ)。
社会貢献:自分のデザインした建築に住むもしくは利用する人々の暮らしが以前よりより快適なものとなる
単純に言えば、こういうことでしょうか。他にも執筆活動による自己実現と社会貢献とか研究者としてのそれとかいろいろ思いつくと思いますが。

現実問題、今私は都市計画学科に属していて、日本の大学でも卒論は都市計画学科で書いて、結果的に未だに思うのは、私は都市計画家というより建築家(向き)であると思うのです。私の意味する自己実現が実行できるのはやはり建築家としての側面が大きい。
特にこの修士の一年半で学んだことは、都市計画は一人ではできない。都市計画家は時にそのイニシアティブを取ることさえ、許されない。なぜなら都市計画の主役は住民であり、現実としてディベロッパーと法の間に割って入り、中を保つのが都市計画家。
建築家 兼 都市計画家というのは結構いますけど、建築家が ”デザイン”した都市はコルビジェのチャンディーガル(インド)であっても、オスカー・ニューマイヤーのブラジリアにしても、模型として、彫刻としては美しいけれども、住みやすそうには到底見えないっていう結果におわってますよね。もちろん時代が違えば、権力者お抱えの建築家/都市計画家が美しい街をいくつも設計していますれども、現代においては、人びとの階級格差がなくなる一方の社会においては(これ自体は喜ばしいことですが)、都市計画はもはや一人のイニシアティブの元に実行できるものではなくなった。

じゃあ都市計画家ってなにするの?しゃべりが上手な人つまり政治家?もしくは法律に詳しい人、弁護士に近いのであって、物理的にデザインしてなくない?本当に理系?文系に属した方がいいんじゃないの?ってのが、最近の私の解釈です。この職業は特に私にむいた仕事だとは思わない。(言葉がきつかったら、すいません。多分うっぷんたまってます。)

なんだか、話がずれてきていますが、なぜこんなことを考えたりしているかというと、
以前から気付いていましたが、どうもうちの教授が、私が学業終了後、UNESCO等の国際機関で働いたらいいのではないかと思っていて、割と頻繁にすすめられるからです。
理由は、私は国際的に教育を受けているし、語学も4か国語目を学んでいるし、(UNESCOの公用語は英語&フランス語)専門分野があるし、正直日本人女性技術者はどの国際機関でもこれから増やしていきたい枠なようだし、ということだけれども、私の気持ちはそちらには向いていない。

今まで、いろいろな国に住んでいったり来たりで根無し草になることへの危機感もある。そろそろ一つの国に落ち着きたい。今のところそれは家庭をもっていくであろうここノルウェーである。そしてなにより私がなりたいのは、ただの優れた建築家であって、建築家こそが自分の自己実現を満たしてくれると思っているからである。

私が建築より広い分野である都市計画に興味をもっているのは、広い視野で物事を見られる建築家になりたいから。
修士の2年間は建築の実地よりもどちらかというと研究の方にシフトした2年間で、多くのことを学んでいるから良かったのだが、これからは建築の実地の方に舵を切りたいと思っている。

将来的に国際機関に勤め、例えば恵まれない国の住宅供給プロジェクト等に関われるのなら、社会貢献の部分も多いにみたされると思うけれども、そうするにしても、建築の実際のプロセスを知ってる方が断然に貢献度も上がる。
つまりそういう仕事につくのはそれからでも遅くない。
UNESCO(思いっきりさっきから名指しですけど)の世界遺産に関わる仕事ってのは、良いとこどりをしているようでなんだか好かない。もちろんそのような美しいと認められた場所でも運営方法等で問題山積みなのは現実にしっているけれど、それよりは世の中には、とんでもないスラムに住む人たちとか、難民で家のない人たちとかがいっぱいいるわけで、そういう人たちを放っておくのかはどうかと思う。

とおもっているのだけれど、教授に自分の思いを伝えたほうがいいよな〜と思いつつ、今に至っています。たぶん早めに伝えた方がいいなあ。つまり普通にノルウェーで建築事務所に勤めようと思ってますっていうだけのことなんだけど。
自分のしたいことをするのが一番いいよね。やっぱり。
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by motokologic | 2006-12-18 01:54 | Landscape/ Urban pla
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